Tearsはボディの鳴りと弾き手の感性に応えるギター製作を心がけています。特にボディサイズの小さなギターでは十分な箱鳴りを得る事が難しい。しかし、Tears TLG-2では小さいボディを生かしたブレーシング構造、
ナットからブリッジまでのセットアップを高いレベルで行うことで、見た目以上の鳴りを可能にしました。
ただボディが鳴っていれば良いというものでもなく、ギターから放たれるサウンドへの拘りにも妥協はありません。
ナット材、サドル材、ブリッジピンにはTears恒例の水牛骨の素材を使用。PUにもHighlanderを搭載。ネックシェイプは人気のTears TJ-45のノウハウを生かした太めのネックシェイプとなっており、非常に楽なスタイルでスムーズな演奏を実現しています。
塗装にはご好評いただいている、極薄のラッカー塗装を採用しています。この塗装の薄さにも拘りがあり、塗装がぶ厚ければボディの鳴りは失われ、ただ薄いだけではサウンドにコシが生まれない…。TLG-2ではその間を取ったバランスの良い塗装の厚みに設定しているため、ボディの鳴りとバランスの良い高音から低音を実現しました。
Tears TLG-2 50's
トップ材:シトカ・スプルース
サイド材:マホガニー
バック材:マホガニー
ネック材:マホガニー
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ボディバインディング:CABアイボリー
ナット材:水牛骨(Birdland製)
サドル材:水牛骨(Birdland製)
ブリッジピン:水牛骨(Birdland製)
PU:Highlander IP-2
ペグ:Birdland Original 3連ペグ ブラス
スケール:628mm
ナット幅:42mm
12F幅:53mm
ボディ厚:114mm
予想販売価格:220,000円(税別)
Tears TLG-2 50sはスキャロップブレーシングを採用したモデルです。
ペグはバードランドオリジナルのGOTOH製3連ペグを搭載。
こちらのペグは75年までのギブソンに使用されていたポストと内部のギアがブラス製の物を再現した物になります。
また今回のモデルからヘッドロゴはスクリプトロゴをイメージしたオールド感のあるロゴを採用しています。
Tears TLG-2 MH
トップ材:マホガニー
サイド材:マホガニー
バック材:マホガニー
ネック材:マホガニー
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ボディバインディング:CABアイボリー
ナット材:水牛骨(Birdland製)
サドル材:水牛骨(Birdland製)
ブリッジピン:水牛骨(Birdland製)
PU:OBP-Excellent
ペグ:GOTOH製
スケール:628mm
ナット幅:42mm
12F幅:53mm
ボディ厚:114mm
カラー:Natural
予想販売価格:220,000円(税別)
TearsのオールドスタイルギターTears TJ-45 Series。こちらは杉山清貴氏も愛用しているモデルで、ノンスキャロップブレーシングとなっております。スキャロップブレーシングのモデルに比べてブレーシング材が太くしっかりとトップ材を支えている為、柔らかく暖か味のあるサウンドと言うよりは、ストロークプレイでの低音の力強さやコード感に優れた仕様です。
ネックの厚さはそこまで分厚いという訳ではなく、Uシェイプを採用。握り心地の良いオールドスタイルなネックシェイプに仕上がっています。また塗装は極薄のラッカー塗装に仕上げており、質感はまさにビンテージギター。湿度による木材の保護のみを目的とした超極薄なラッカー塗装はルックス以上にジャンボスタイルらしい大胆でパンチのある鳴りを奏でます。ナット材、サドル材、ブリッジピンには水牛の骨を使用。特にブリッジピンに関しては、殆どのメーカーがプラスチック素材を使用していますが、Tearsでは質量の多い水牛の骨を使用しております。質量の多さは低音の出方に大きく影響を与えます。
PUにはアメリカ製のHighlander IP-2を搭載。非常に高いレベルでの取り付け作業が要求されるPUですが、職人による手作業でのインストールはこのギターの高いピッチの安定性に繋がっています。